アンドレ・ボノムDomaine Andre Bonhommeマコン・ヴィレのクオリティを向上させた先駆者1956年、現当主オレリアン・パルテの祖父アンドレ・ボノムがドメーヌを設立しました。 当時、マコンやヴィレはカジュアルワインの生産地として認識されていましたが、アンドレはマコン元来のフルーティーなスタイルに複雑味を持たせ、より高品質な‟コート・ドールのようなワイン“を造ることを目指しました。 これが注目を呼び、1960年~70年代には星付レストランから声がかかるようになり、以来、アンドレ・ボノムは小規模ながら優良なマコン・ヴィレの生産者として知られています。 ドメーヌが所有する畑は13㏊。これは現在のボノムのチームで隅々まで目が届き手をかけられる理想的な範囲だそう。 収穫は100%手摘みで行っています。いかに収穫機が進歩しようとも人の目や舌に勝るものはなく、丁寧に手作業で作業を進めることを選択しています。 「ブドウは1年育てた我が子のようなもので、大切に育ててきた子供たちを最後に傷つけるようなことは考えられない。 低い温度の時に健全で丸々としたブドウを収穫し運べば酸化防止剤の使用は最小限に抑えられる」と、オレリアンは語っています。 オレリアンが重要と考えるのはフルーティーさと酸味のバランス。 多くの生産者が、実の酸が落ちることを恐れて糖度がしっかり上がらないうちに収穫してしまうことも多い中、酸度と糖度を見極め、収穫タイミングをじっと待ちます。 「酸は背骨ではあるけれど、熟した実からくるしっかりした身体、筋肉(糖)がないと、よい熟成は出来ない」という祖父アンドレの教えを守っているのです。 「樹齢が高ければ高いほどよいブドウの実をつける」 これも祖父の教えからくるもので、ドメーヌ設立以来、植え替えを行っていません。 オレリアンは祖父からの教えを守るだけではなく、それぞれの区画のブドウの樹齢、区画や日当たり、位置により、その個性を反映させた新しいキュヴェをいくつかデビューさせています。 発酵は、天然酵母でステンレスタンク中心ですが、キュヴェにより木樽を入れる場合もあり、熟成期間はキュヴェごとにステンレスタンクと木樽を併用、熟成期間は様々で、 それ以外はあまり大きな変化を付けずに区画ごとの個性がはっきりと表現されるようにしています。 マコン・ヴィレのスペシャリストとして、自然に沿った手法でテロワールを表現しています。 |
アンドレ・ボノム Andre Bonhomme
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