ヴィゴ・ファブリスVigot Fabriceアンリ・ジャイエのアドバイスで頭角を現した、ヴォーヌ・ロマネの新星ヴィゴ・ファブリスは、1990年に当主となったファブリス・ヴィゴ氏が栽培から醸造までを一切取り仕切る、ヴォーヌ・ロマネ村期待の新進気鋭のドメーヌです。当主となった頃はまだ若く、できる限りの技術を駆使して凝縮感のあるワインを造っていましたが、ある日転機が訪れました。近所に住む伝説の醸造家アンリ・ジャイエ氏がヴィゴ氏のセラーを訪れて、「もっと自然に忠実な心地よい果実味のあるワインを造りなさい。醸造段階であまり手を加えすぎると良くない」とアドバイスし、熟した果実の良さとテロワールを素直にいかしたワイン造りを目指すようになりました。 スタイルの変更は、現実的には大いなる困難を伴う大改革でした。健全で完熟したブドウを得るためには土壌を改良する必要があり、10年程前から取り組むリュットレゾネの成果が出てきたのはここ数年のことです。 栽培面積は合計で5ha、うちヴォーヌ・ロマネが2.57haと大半を占めます。中でもエシェゾー、ヴォーヌ・ロマネ・コロンビエール、ブルゴーニュ・リュテニエールは60年以上前に植えられたブドウ樹から造られ、圧倒的な低収量によって味わいに素晴らしい深みのある余韻を与えています。 ※1996年末、当主ファブリスとクリスティーヌ・マルタン(ドメーヌ・ベルナール・マルタン当主の娘)が結婚し、ドメーヌ名はファブリス・ヴィゴからヴィゴ・ファブリスに改名されました。 |
ヴィゴ・ファブリス Vigot Fabrice
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