コルトン・シャルルマーニュ最高峰！　2ツ星生産者

コルトン・シャルルマーニュと言えば、ボノー・デュ・マルトレイ。メイユール・ヴァン・ド・フランス2018年でも堂々2ツ星を獲得する偉大なる造り手です。ボノー・デュ・マルトレイがACコルトン・シャルルマーニュの中心部に大区画を所有できたのは、フランス革命のとき。前所有者の教会から国がこの畑を接収した直後に購入したためだといわれています。その後ジャン・ル・ボーが1969年から1993年まで所有し翌年1月にジャン・シャルルが引き継ぎました。ジャン・ル・ボーの時代に何度も赤で失敗していたため、大部分の畑がシャルドネに植え替えられていました。

現在ドメーヌが所有する11.9haのうち9.5haがコルトン・シャルルマーニュのためのシャルドネが植えられ、残りの1.5haは区画の下のほうの土壌の肥えた土地にコルトンのためのピノ・ノワールが植えられています。赤はジャン・シャルルの代で飛躍的に品質が向上し絶えず進化し続けています。

ドメーヌのワインは全てグラン・クリュに格付けされており、グランクリュしか手掛けないドメーヌとしては唯一無二の存在です。

2017年　新たなステージへ

2017年は長年ドメーヌの顔として君臨した前当主モリニエール伯爵がドメーヌを去り、新たに臨んだ最初のヴィンテージです。栽培・醸造を手掛けるスタッフは以前と変わらず、造りを大きく変えることはないものの、新たな取り組みも行われており、更なる品質の向上に邁進しています。

また、この年の1月にドメーヌはカリフォルニアのカルトワインの代表格、スクリーミング・イーグルのオーナーに買収され、世界中がこのニュースに驚きました。しかし、さらに世界を驚かせたのがDRCがボノー・デュ・マルトレイから畑を借り、コルトン・シャルルマーニュの生産を開始するというニュース。このニュースによってマルトレイのファンはもちろん、世界のワインラヴァーの注目を集めることとなりました。今まで以上に世界から熱い視線を集める垂涎のグラン・クリュを、是非お見逃しなく！