シルキーな口当たりが魅力的な熟成シャンボール

コンフュロン・コトティドは兄弟二人で経営を行っており、ジャン・ピエールはボーヌのメゾン・シャンソン、イヴはポマールのドメーヌ・ド・クールセルをコンサルタントするなど、兄弟共に有能な醸造家です。父ジャッキーの時代から遅摘みをモットーとし、可能な限り熟したブドウを収穫します。毎年、最後に摘み取りを行う造り手として知られています。

ラ・グランジュは、ボンヌ・マールのすぐ近く、フュエとグリュアンシェールに挟まれた細い帯状の0.47haの畑です。シャンボールの中でも最も小さな1級畑で、所有者もわずかです。

ブラックチェリーやブルーベリー、バラの花びらにエキゾチックなスパイスも感じられ、シャンボールらしいシルキーな口当たりが魅力的です。密度のあるタンニンは、5年以上の熟成を経てほどよく溶け込み、洗練された仕上がりになっています。