ボリューム感のあるクリーンでストレートな味わい

シャス・スプリーンはマルゴーの北西、ムーリス村に位置するクリュ・ブルジョワ級のシャトーです。グレートヴィンテージにはメドックの格付けシャトーと並ぶほどの傑出したワインを生み出しており、その実力は第3級シャトーに匹敵すると認められています。

2014年は冬に雷雨や霰による被害を受けましたが、5月に天候は回復し、8月の終わりにはこの10年で最も美しく、最も長いインディアンサマーを観測しました。カベルネ・ソーヴィニヨンは少し収穫が遅れましたが、ポテンシャルを秘めた上質なブドウを収穫することができました。

軽いオークやバニラ、チェリーなどのアロマが広がり、時間の経過とともに炉辺や赤い果実のニュアンスが現れます。バランスのとれたボリューミーな口当たりで、奥行きのあるシルキーな味わいの中になめらかな塩気も感じられます。非常にクリーンでストレートなワインで、チェリーのニュアンスを強く感じる長い余韻が続きます。