【WEB店長＆輸入元担当者もイチオシ！】
クロー・ド・ネル　アンジュ　ブラン　シュナン・ブラン　2021

シュナン・ブランの概念が変わる、ルフレーヴの片鱗がうかがえる1本

2000年代初めにブルゴーニュ出身のカップル、ネリーとクロードのピシャール夫妻が仏・ロワール地方のアンジューに設立。土地のテロワールは申し分なく、ふたりの情熱も高かったのですが、経済的に恵まれず葡萄の生育に悪戦苦闘し、クロー・ド・ネルは経営破綻。この窮状に手を差し伸べたのがピュリニー・モンラッシェの大御所、ドメーヌ・ルフレーヴのアンヌ・クロード・ルフレーヴ女氏。2008年5月にこのドメーヌを買い取りました。現在では他と一線を画する旨味系自然派ワインを生み出しています。

2011年ヴィンテージで25～30hl/ha。2010年は10hl/haという超低収量。醸造は完全除梗のうえ、ステンレスタンク、または木桶を用いてアルコール発酵を行っています。10～14ヶ月の樽熟成。新樽は使わず、ドメーヌ・ルフレーヴで4～5年使われた古樽を使用しています。

フレッシュで真っ直ぐなワインで、洋梨や熟した黄色い果実、アカシアの花の香りが広がります。バターのような、わずかにトーストした風味が現れ、ワインのバランスを決定づけるテロワール由来のミネラルの酸味に支えられています。「ルフレーヴ」を彷彿とさせる、上品で奥深さのある白ワインです。