ドメーヌ・ヴィルマールDomaine Vilmart & Cie「レコルタンのクリュッグ」と称される造り手ランス市のすぐ南東に位置する一級格付けのリリーラ・モンターニュ村において、1890年の創業以来「テロワールの敬意」というファミリーの理念を守り続けるのが、このヴィルマール。1995年よりローラン・シャンが伝統を継承し、前の4世代が築きあげた仕事に最大限の敬意を払いながら、ワインの再解釈に取り組んでいます。 所有する11haのプルミエ・クリュの自社畑から年間約7000ケースのみのシャンパーニュをリリース。除草剤、化学薬品を一切使用しないビオロジックによる栽培と、徹底した収量制限を施されたブドウのポテンシャルは驚愕に値します。基本的にピノ・ノワールとムニエが植えられているこの地域では非常に珍しく、ブドウはシャルドネが60%と大半を占め、残りの40%にピノ・ノワールが植えられています。樹齢は平均35年。樹齢60年という最も古い樹のブドウは、クール・ド・キュヴェとブラン・ド・ブランのシャンパーニュを造るために確保されています。 同家伝統の木樽発酵、木樽熟成ヴィルマールのシャンパーニュの品質を他のメゾンから際立たせるのが「同家伝統の木樽発酵、木樽熟成」。シャンパーニュ全土においても、クリュッグやジャック・セロスといった名立たる生産者のみが時に取り入れる手法で、ワインに独特の個性を与え、ボディ、果実味、まろやかさ、繊細さを与えます。ノンヴィンテージは全てフードル(5000L)で、ヴィンテージはバリック(225L)で熟成します。ヴィルマールの特徴としてもうひとつ挙げられるのが、マロラクティック発酵を行わないこと。これにより、フレッシュさとともに張りと繊細さが保たれ、アロマの個性も際立ちます。 別格のワインだけが持ちうる気品と風格を纏う同家のシャンパーニュは、その卓越した樽使いから「レコルタンのクリュッグ」と絶賛され、フランス国内の数多くの星付レストランがその少ない生産量を競ってオンリストしています。 |
ドメーヌ・ヴィルマール Domaine Vilmart & Cie
絞り込み