ドメーヌ・デ・ザコルDomaine des Accoles元ドメーヌ・ド・ラルロの天才醸造家が手掛ける注目のワインニュイ・サン・ジョルジュのドメーヌ・ド・ラルロで13年間勤務し、天才醸造家と謳われたオリヴィエ・ルリッシュ。ラルロの今日の評価を不動のものにし、ブルゴーニュで高い才能と実力を認められていた彼が、自分の夢を叶えるために誰もが羨む地位を捨て、妻のフロランスとともに南仏のアルデッシュに設立したのがこのドメーヌ・デ・ザコルです。「ザコル」とは、オック語(中世フランスで使われていたロワール川以南の言葉)でテラスやアルデッシュの丘、南ローヌ地方のブドウ畑の丘という意味だそうです。ルリッシュファミリーは2005年に古家を購入し余暇を過ごしていましたが、周辺の畑におけるブルゴーニュとの類似性に気付き、リサーチを重ね、素晴らしい畑と巡り合いました。南仏というブルゴーニュとは全く違う気候・土壌で始まった彼らの挑戦は見事に花開き、南仏らしい開放的な息吹や力強いブドウの果実味とともに、オリヴィエらしいエレガンス、シルキーなタッチ、複雑に重なり合う繊細なニュアンスというものが同居した素晴らしいワインが出来上がりました。 ほとんどが樹齢50年以上の古樹!認証も取得しているビオディナミ栽培畑は地理的にはローヌとアルデッシュの峡谷から数kmの所にあり、サン・マルセル・ダルデッシュ県に約18haにわたって広がっています。粘土石灰質土壌の丘に植わっているブドウはほとんどが樹齢50年以上の古樹で、畑の前所有者は全てのブドウを共同組合に販売しており、ワインを造っていませんでした。完全な有機農法ではありませんでしたが、きちんとした農薬対策をとっており、過去何年も化学肥料は使用されていませんでした。2011年春にオーガニック農法に切り替え、エコセール認証を取得。2011年10月より始めたビオディナミ農法の準備は、2012年の春に全ての畑で準備が整いました。2014年にはAB認証とデメテール認証を取得しています。ラルロでは2000年に農法転換を始め、実際に全ての畑が変換できたのが2003年なので、ザコルは比較的早く切り替えることができた、恵まれた環境にある事がわかります。 随所にラルロのエッセンスが散りばめられた丁寧なワイン造り設立時の畑比率はグルナッシュ12ha、カリニャン2ha、カベルネ・ソーヴィニヨン2.8ha、シラー1ha、シャルドネ0.7haですが、今後はピノ・ノワールも予定しています。ワインはフィネスがあり、エレガントなスタイル。正確に選別する為手作業で収穫し、その際ブドウが潰れないように小さな20kg入りの箱を使用しています。また、収穫後の温度上昇を防ぐ為に、2012年から保冷トラックを使用。果汁も重力を利用して扱うなど、随所にラルロでの経験が活かされています。ワインに最大限の奥深さを出すため、ラルロで行っていたように30~100%全房を使用し、樽もラルロの古樽が使用されるなど、随所にラルロのエッセンスが散りばめられています。今ではフランス国内の3ツ星はもちろん、世界中の有名レストランでオンリストされるなど、年々注目度の高まる生産者です。 |
ドメーヌ・デ・ザコル Domaine des Accoles
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