ピノ・ネロ発祥の畑から生まれるフィネスある赤

マソ・グレーネルは、ラヴィスの社長として同社を欧州一のコーポラティボへと造り上げたトレンティーノNo.1醸造家、ファウスト・ペラトーネルが、同じく醸造家の妻とともに運営するワイナリーです。

1874年にブルゴーニュから持ち込まれたピノ・ノワールの苗木がイタリアで初めて植えられたという、ピノ・ネロ発祥の畑と言われる「ビンデジ」。ローマ帝国支配下のラエティア語で「地崩れ」を意味する畑で、もともと火山だった土地です。アディジェ渓谷を臨む標高400～480mの西向き斜面にあり、赤茶色のマグネシウムを多く含むドロミテ土壌から成ります。

手摘みで収穫されたブドウは、500Lの開放漕でマセラシオンし、一部のみ新樽で熟成されます。

鮮やかな赤色の外観。チェリーやスグリ、スパイスの甘い香りが漂い、口当たりはとてもシルキーで洗練された印象。肉厚な質感でコクのある味わいに、フィネスとエレガンスが加わります。軽やかでチャーミングでありながら、エレガントでスムースな長い余韻が品の良さを感じさせます。