豊富なミネラルと複雑味にあふれた、料理と相性抜群のロゼ

ロッカ・ディ・モンテグロッシのオーナーであるマルコ・リカーゾリ・フィリドルフィは、現代キャンティの礎を築いたリカーゾリ男爵家の出身です。コンサルティング・エノロジストのアッティリオ・パーリとともに、電力を抑えて醸造に取り組むなど環境に配慮し、また、選果から除梗、発酵に至るまで徹底した行程と細心の注意を払いながらワイン造りを進めています。

有機農法で育てられたブドウは、時間を掛けながら半分までプレスを行い、スキンコンタクトは40分と短く設定しています。その後、16℃のステンレスタンクで自生酵母による約30日間の発酵を経て、澱とともに約3カ月間熟成させています。

外観は透明感に満ちた非常に美しいサーモンピンク色。ラズベリーやレッドカラントのアロマにハーブやオレンジゼストのニュアンスも感じられます。香りに直結した果実味を持ち、リコリスの甘味が余韻に続きます。残糖は0.5g/L未満の極辛口でミネラル感が素晴らしく、料理とも相性が抜群な1本です。