一体感のあるバランスに優れた味わい

「赤い石」を意味するカイアロッサは、トスカーナ州のティレニア海を見下ろすリパルヴェッラの丘陵地に位置しており、シャトー・ジスクール、シャトー・デュ・テルトルのオーナーのエリック・アルバダ・イエルヘルスマが所有しています。2002年の初ヴィンテージ後、自然に基づいた伝統と現代の思想が融合した新たなスーパータスカンとして、更なる大きな成長が期待されています。

ペルゴライアはカイアロッサが造るワインの中で唯一サンジョヴェーゼ主体のワインです。品種毎に熟成を行い、新樽は一切使用せず、2～4年使用のバリックと15～25hlの大樽を使用します。約10カ月間の熟成後、ブレンドして瓶詰されます。

カシスやブラックベリーの香りの中にほのかにスパイスの香りも感じられます。エレガントでやわらかい口当たりと、複雑味のある余韻が特徴です。サンジョヴェーゼらしい酸とタンニンに、メルロー、カベルネ・フラン、カベルネ・ソーヴィニヨンの特徴が見事に融合し、一体感のある、バランスに優れたワインです。

2012年は例年よりアルコール度数がわずかに低く、熟したタンニン、フレッシュな香りとしっかりした酸が特徴です。熟成を重ねることでより味わいが進化しますので、5～10年程度の熟成もおすすめです！