チャッチ・ピッコロミーニ・ダラゴナCiacci Piccolomini d'Aragona伯爵の思いを引き継ぎ、品質重視に重きを置くワイナリーチャッチ・ピッコロミーニ・ダラゴナは、モンタルチーノの南端カステルヌオーヴォの小高い丘の上にワイナリーを構えています。 もともと現オーナーのジュゼッペ・ビアンキーニ氏は、メッツァと呼ばれる折半耕作の責任者として、とある伯爵の元で家族とともに住み込みで働いていました。伯爵は自身の死後、大事にしてきた畑やワイナリーが親族渡るとバラバラとなり売却されることにとても心を痛め、財産の全てをジュゼッペ一家に相続させる遺書を残しました。このことから、折半耕作の一責任者だったジュゼッペ氏は一夜にして莫大な遺産を相続しました。相続税を払うため一部を売却しつつも、伯爵の意思を継ぐため、更なる品質向上に邁進しています。 ガレストロと呼ばれる白い石が多いモンタルチーノの土壌において、この地は少し特異な土壌で、白いガレストロに赤い粘土質が混ざっており、そのことから鉄分、マグネシウムの比率が周りの土壌と比べ格段に高くなっています。 この特殊な土壌が、チャッチ・ピッコロミーニ・ダラゴナのスタイルを独特なスタイルへと導き、更には標高幅240~360m、そしてオルチャ川の影響による大きな寒暖差が上質なブドウを生み出す理想的条件になっています。 畑は有機栽培を実践し、収量も法定基準の3/4までに制限しており、品質重視を徹底しています。 |
チャッチ・ピッコロミーニ・ダラゴナ Ciacci Piccolomini d'Aragona
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