ブドウの本質を余すことなく発揮させる小規模ワイナリー

カパンネッレは、キャンティ・クラシコ南東部に位置する小さな街ガイオーレ・イン・キャンティに拠点を置いています。1972年、ローマ在住の実業家ラファエル・ロセッティがこの土地の農家を買い取ったことにより運営が始まりました。ブドウ畑は16haと小規模なブティックワイナリーですが、現在では抜群の知名度を誇っているワイナリーです。

造られるワインは、ブドウ樹1本当たり1kgまでに抑えた超低収量のブドウから生みだされ、粘性の強い凝縮した果実味とサンジョヴェーゼの純粋な強さが印象的です。また、発酵には香りと衛生面の配慮も担うステンレス槽のほかに、フランス産オークを早くから導入するなど、先鋭的なことでもを知られています。