ベッラヴィスタに続く単一畑キャンティ・クラシコ

カステッロ・ディ・アマは、言わずと知れたキャンティ・クラシコの名門ワイナリーです。オーナー兼醸造家のマルコ・パッランティ氏は、長年キャンティ・クラシコ協会の会長を務め上げ、2003年にはガンベロ・ロッソ誌のワインメーカー・オブ・ザイヤー受賞を果たしました。

こちらのラ・カズッチャは、各ヴィンテージとも5,000～7,000本と少数しか造られていない単一畑のキャンティ・クラシコです。畑は標高480～526mの場所に位置し、ブドウは小石の少ない粘土質土壌で栽培されています。また、ファーストヴィンテージの1985年に、キャンティ・クラシコ地区内で初めてサンジョヴェーゼにメルローをブレンドし、大きな称賛を獲得したことでも知られています。

花のような香りに、サンジョヴェーゼの凝縮感や繊細さ、補助品種として用いるメルローによるやわらかさが合わさり、深く上品な仕上がりとなっています。まだ熟成の余地も伺わせる、ポティンシャルの非常に高い逸品です。