理想の畑から造られる集大成といえるワイン！

1964年にミラノでコンサルティング・ワインメーカーの仕事を始め、多くのワイナリーのコンサルティングを行いイタリアワインの品質向上に寄与、イタリア醸造技術協会理事や国際醸造家組合執行委員という要職をも歴任してきた「イタリアワイン界の重鎮」がヴィットリオ・フィオーレ氏です。1978年に個人としてイタリアで初めてとなる醸造コンサルタントとして独立した、スター・エノロゴの先駆者的存在であるフィオーレ氏が、40年の経験を活かしてワイン造りを行うのが、「ポデーレ・ポッジョ・スカレッテ」です。

イル・カルボナイオーネはフィオーレ氏が1991年にグレーヴェ・イン・キャンティ地区、ルッフォリに見つけた理想の畑です。今ではほとんど存在しないといっても過言ではないキャンティ・クラシコの有名なクローン「サンジョヴェーゼ・ディ・ラモーレ」と出会い、購入。集大成といえるワインが完成したのは1992年でした。

ステンレスタンクで主発酵後、ステンレスとセメントタンクでマロラクティック発酵。オーク樽(70％が350L、30％が225L、新樽比率35％で一年使用樽65％）で15カ月間熟成、瓶内熟成は8カ月以上です。チェリー、ブラックベリーの香り、アーモンドや鉛筆のニュアンスが感じられ、隙間ないタンニンが余韻となって続きます。2016年は早くから楽しめるヴィンテージです。