初リリース！エレガントな単一畑「クラ」

ブルーノ・ロッカはバルバレスコを代表する畑「ラバヤ」の最上部を所有し、30年の歴史ながら他の造り手たちも認めるバルバレスコを代表する生産者です。

現当主のブルーノは年に何度もブルゴーニュに足を運び、土壌の扱い方、栽培、醸造を学び、テロワールの概念、畑ごとの土壌の違いやミクロクリマの違いをワインに表現することをバルバレスコでも実践。彼の子供、ルイーザとフランチェスコがワイナリーに加わった現在も、その考えはしっかりと引き継がれています。

「クラ」はネイヴェ村に位置する単一畑。息子フランチェスコが手掛けたワインで、クラはスタンダードのバルバレスコにも使用されていますが、クリュ名を冠してのリリースはこの2012年ヴィンテージが初めてとなります。

土壌は粘土質ですが、石灰の含有量が多く、エレガントな持ち味を活かすためにバリックではなく、大樽での長期熟成を採用した、新しい試みがされています。

バラやスミレの香り、フレッシュミントやスパイスも感じられます。すばらしい酸とやわらかい果実味のある、エレガントでバランスの取れた味わい。フィニッシュにはかすかにスイカの風味も感じられます。飲み疲れることのない、ソフトなスタイルです。