ブルーナ・グリマルディ　ドルチェット・ダルバ 　サン・マルティーノ　2022

柔らかく心地よいフレッシュさと繊細なタンニン

女性当主ブルーナ・グリマルディ氏が1990年から3代目を務める、約100年の歴史を誇る15haのカンティーナです。こちらで造られるワインは、典型的なクラシックスタイルながら、⾧期大樽熟成による酸化型バローロにありがちな苦味や果実の平坦さなどが微塵もなく、ピュアでありながら力強く気品があり、時に近づきがたい威厳さえも伴う大地の偉大なエネルギーを感じさせるワインを生み出しています。

ドルチェットはランガの歴史に常に深く関わっており、「ドルチェットのグラスがなければ食事はまともとは言えない」と言われるくらい現地では日常的に愛飲されているワインです。

こちらはセッラルンガ・ダルバ村で最も力強く堅固な味わいを産み出す最高峰ソットゾーナ「バダリーナ」で造られるワイン。標高が標高200-350mと最も高く、石灰、粘土、砂質が混ざる土壌で南⁻南東向きの区画。新鮮なブドウの果実の香りと風味を保つために、除梗の後低温で発酵。マロラクティック発酵と熟成は、70年前のコンクリートタンクで行われます。

紫の反射を伴うルビーレッドに、赤い果物、ブルーベリー、ラズベリーのようなフルーティーな香りが際立ちます。ドライでしっかりとしたストラクチャー。柔らかく心地よいフレッシュ感、繊細なタンニンと独特な後味。食前酒、パン、塩漬け肉やシャルキュトリー、前菜、サラダ、トマトソースのパスタ、白身肉との組み合わせに最適です。