マリオンMarion目指すのは「テロワールをボトルに詰め込んだワイン」ヴェローナの東の町マルチェリーズ。当主のステファノ・カンペデッリは、1988年、15世紀にこの地方を治めていたマリオーニ伯爵の壮麗な屋敷を買い取り、妻のニコレッタとともにワイン造りを始めました。はじめはブドウをほかのワイナリーに販売していましたが、コンサルタントのセレスティーノ・ガスパーリの強い勧めもあり、1994年から元詰めを開始しました。ヴァルポリチェッラ、アマローネ、カベルネ・ソーヴィニヨン、テロルデゴなどの土地のブドウの個性を生かしたワインのほか、パッシートも高い評価を得ています。 「目指すのはテロワールをボトルに詰め込んだワイン。栽培のすべての段階で細心の注意を払い、ブドウと自然環境のバランスを大事にする」それがステファノのポリシーです。中でもテロルデゴは、最もヴェローナらしい品種。チョークに粘土が混じるゆるやかな斜面の畑で育てたブドウをステンレスタンクで醸造した後、小樽で30カ月寝かせたワインは、ブラックベリーやすみれの華やかな香りに、ほのかにスパイシーなタッチがあるエレガントなワイン。ヴァルポリチェッラは、コルヴィーナ・グロッサ主体で、チェリーの香りにハーブやスパイスが混じり、シルキーなタンニンが持ち味です。コルヴィノーネ45%、コルヴィーナ・ジェンティーユ25%を中心にブレンドしたアマローネは、ドライプルーンやブラックベリーの香りと後味のリコリスや黒胡椒の風味が特徴の凝縮感のあるワインです。 |
マリオン Marion
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