ラッツェンベルガーRatzenberger圧倒的な美味しさに魅せられて始まった至高のリースリングワイン造りライン河下りの寄港地で、世界遺産の地、ミッテルライン地域のバッハラッハ村。風光明媚なこの地で「リースリングの魔術師」として名を馳せているのがラッツェンベルガー醸造所です。ドイツのワイン産地の中でも北に位置する冷涼な気候のもと、この地ならではの、まろやかで果実味に満ちたエレガントなリースリングワインを生み出し、絶大な支持を得ています。 1800年代後半からある醸造所を、前ご当主が冷戦期に東ドイツから移住して買い取り、ラッツェンベルガー醸造所の歴史はスタートしました。当時、買い取った醸造所のセラーには、隣接する急斜面の畑から取れた、かなりの年数熟成したリースリングワインや、スパークリングワインが眠っており、その高品質な味わいに圧倒されたことから、この土地の個性を最大限にいかした至高のリースリングワイン造りがはじまります。現在はご当主ヨハン・ラッツェンベルガー氏をはじめ、奥さん、ご両親、そして2人の娘さんとともに、3世代の家族経営でワイン造りを行っています。 ドイツの2003年度最優秀醸造家にも選出されているほど、名実ともにトップ生産者であり、生産の約7割が辛口~中辛口というワインは、世界中の有名レストランにオンリストされています。 看板キュヴェ「ゼクト」にかける思いラッツェンベルガーの看板といえば、リースリングで造られた瓶内二次発酵製法のゼクト(スパークリングワイン)! かつて人気漫画「神の雫」の25巻でも大きく取り上げられて日本でも話題となった大人気のゼクトです。ゼクト専用の畑クロスターフュルステンタールのブドウを90%、ヴォルフスヘーレ畑のブドウを10%使用しています。瓶内二次発酵後、当主自らすべて手で同瓶し、ドサージュに10年熟成のリースリングのアウスレーゼを少しだけ添加、最低3年の瓶内熟成・・・としているものの、最近は瓶内で5年以上も熟成することが常になってきました。急斜面の地下に掘られた、年間を通して温度の変わらない地下4層にもなる天然のセラーを所有しており、最高の条件で熟成させています。そんなこだわりの塊のようなゼクトですが、自慢の大きなセラーと、ラッツェンベルガー氏の大きな懐によって、非常にリーズナブルなお値段で販売されています。最近はシュペートブルグンダーのゼクトも手がけており、こちらも瓶内最低6年以上の熟成を経てリリースされています。 |
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