ミシェル・ラファルジュMichel Lafarge数年の熟成で本領を発揮するヴォルネイの古典的な造り手元は、19世紀初頭からヴォルネイに続く「ジヨット家」のドメーヌですが、娘のマリーがマコネ出身の「アンリ・ラファルジュ」と結婚したことで「ドメーヌ・ラファルジュ」となりました。現当主は1949年からドメーヌを率いた先代ミシェル・ラファルジュの息子フレデリックが務めます。フレデリックは1978年からドメーヌに参画しています。現在は、娘のクロチルドも後継者としてドメーヌに加わり、ブドウ栽培、ワイン醸造をおこなっています。 ブルゴーニュで元詰めに切り替えた造り手としては最も早く、また、1997年から一部の畑で実験的にビオディナミを始め、その後2000年にはビオディナミに完全転換するなど、改革には余念がありません。ドメーヌの規模は総計12ha。お膝元のヴォルネイに1級畑のクロ・デュ・シャトー・デ・デュック、クロ・デ・シェーヌ、カイユレ、ミタンを所有。0.57haのクロ・デュ・シャトー・デ・デュックはこのドメーヌのモノポールですが、フラッグシップはクロ・デ・シェーヌです。ヴォルネイというと若いうちから軽やかで飲みやすいイメージですが、ラファルジュのワインは骨組みがしっかりしており、若いうちは内気な傾向にあります。しかしながら数年の熟成によってヴォルネイらしいフローラルな香りを発散し、ビロードのような舌触りで飲み手を楽しませてくれます。 |
ミシェル・ラファルジュ Michel Lafarge
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