複雑さを備えた深みのある味わい

クルーガー・ファミリー・ワインズは、ステレンボッシュ出身のヨハン・クルーガーが所有するワイナリーです。2005年には最優秀若手ワインメーカーを受賞。アメリカやブルゴーニュでワイン醸造を学び、畑に根ざしたワイン造りを信条として、高品質なワイン造りを行っています。

パーリー・ゲーツと呼ばれるこの畑は、アッパー・へメル・アン・アルド・ヴァレー地域の標高500mに2区画が隣合っています。畑の半分は東西に、そしてもう半分は南北にブドウの列が栽培されていることにより、風味に複雑さが生まれます。低いpHと豊富な酸をもたらす粘土質と風化した花崗岩質の土壌には、2003年、シャンパーニュを起源とするものも含め5種類のクローンが植えられました。

ブドウは20～40％は全房発酵。自然発酵が始まる前に5日間しっかりと冷却されます。1日1回ないし2回の撹拌を行い、20日間ほど果皮を漬け込んだ後11カ月古樽にて寝かしマロラクティック発酵を促します。3回の澱引きを行うことによりろ過の必要はなくなり、複雑で凝縮した風味を引き出します。

軽やかながらも複雑さを備えた深みのある味わいです！