良年の魅力が開花した熟成リースリング

フレイ・ソレは、シェルヴィレール村に20世紀初頭から続く栽培家の家系ソレ家が1960年に設立したネゴシアンです。30haの自社畑も所有し、ネゴシアンですが家族の畑以外のブドウは購入しません。「熟成させることによってテロワールの個性が花開くような、本物のアルザスワインを造ること」というポリシーを代々受け継いでいます。

こちらは平均樹齢35年のブドウを使用。除梗はせず、天然酵母のみで発酵させました。2005年は偉大なヴィンテージのため、2006年以降のヴィンテージの方が先にリリースされるほど、メゾンで熟成を重ねてからのリリースとなりました。

オレンジやレモンなど柑橘類の皮のニュアンスや、リンゴやマンゴーなど甘いフルーツの香りが混じり合い、かすかにリースリング特有のオイルのような香りも感じられます。さわやかな酸といきいきとした果実味がバランスよく調和し、凝縮した旨みもあります。

熟成感はありますが、ヒネた感じはなく、美しい味わい。グレートヴィンテージの魅力が、熟成によってさらに堪能できます！　柑橘類を使ったサラダやカルパッチョなど軽いテイストのものから、天ぷら、フリット、お魚や豚肉のローストとも好相性です。