マロ・ワインズ　リースリング　2023

ふくよかさと複雑味のあるリースリング！

純粋に、「美味しい」ワインを追求するため麿直之氏が2022 年に独立 し立ち上げた、北海道のワインブランドです。

こちらは2023年4月にニュージーランドのワイパラで仕込んできたリースリングです。一般的には残糖を残し、甘いと感じる造りが多いニュージーランドのリースリングを、ドライに醸造したらどうなるのか？という麿さんの好みを考えた上で挑戦的な造りをしています。残糖2ｇ/L。

一部貴腐化したブドウをホールバンチにてプレス、発酵前に自然沈下にて澱下げをし、リースリングらしいアロマを引き立たせるために澱引き後のきれいな果汁のみを低温にて発酵。その後、糖が程よいタイミングで冷却により自然に発酵停止を促しています。発酵終了後は3～4週間おきにバトナージュを約3カ月、その後澱との接触を4カ月間行う。

絶妙な酸味と、澱との接触により酸に負けないふくよかさと複雑味が出ています。ニュージーランドのテロワールを最大限生かしつつ、MARO Winesのエッセンスを感じることのできる一本です。