オルネッライアが手懸ける超希少な甘口ワイン

1981年、トスカーナ州ボルゲリ地区に創設されたオルネッライアは、カリフォルニアワインの重鎮アンドレ・チェリチェフや、フランスのミシェル・ロランなどの知識と経験を取り入れ、自然が生み出した特有のテロワールを最大限に活用し、今日スーパータスカンの先駆けと言えるサッシカイア、グラッタマッコとともに3大ボルゲリと並び称されています。

こちらは、収量の極めて少ないプティ・マンサンで造った稀少なレイト・ハーヴェストワイン。プティ・マンサンに理想的な土壌「パルメッタ」という小さい区画から、最良の条件が揃ったヴィンテージに限り生産されます。区画ごとに圧搾・醸造し、バリック新樽を100%使用しています。

2013年は涼しい年で収穫時期が遅く、そのためブドウはゆっくりと成熟し、複雑で豊かなアロマとフレッシュで生き生きとした酸を得ることができました。10月上旬の短い雨の後、ブドウの糖分は充分に凝縮し、わずかに貴腐の痕跡も見られました。

輝く黄金色の色調。アプリコット、エキゾチックなドライフルーツ、キャラメル、ハチミツなどの上品な香りが豊かに広がります。フルーツのみずみずしさを感じる酸味と甘さの凝縮感がバランスよく保たれており、美しい余韻がいつまでも続きます。