特級畑のオリジナルワインを1口/6本セットでお届け
ドイツワインの魅力はフーバーを飲まずして語るべからず!
1987年に当時加盟していた地元のブドウ生産者協同組合を脱退し、まさに1からスタートしたこの醸造所は今ではドイツを飛び越え、世界最高峰の醸造所のひとつに数えられるまでとなりました。2008年にはドイツの権威ある評価誌「ゴー・ミヨ」で最優秀醸造家賞を受賞し、いまや世界のトップクラスの造り手です。また、新当主となり若き才能を遺憾なく発揮するユリアン・フーバーさんも、「このワインには特別な思い入れがある」と気合十分! 全く妥協をしない完璧主義者だった父の想いを背に、畑が持つポテンシャルを120%引き出しワインに反映させます。
ヴァイサーブルグンダーの辛口白「バリッククラブ」
辛口白ワインをセットにした「バリッククラブ」が最初に始まったのは2000年のこと。当時ですら有名になりつつあったフーバーさんでしたが、輸入元のヘレンベルガー・ホーフ様が「畑をぜひ貸して欲しい」と懇願すると、「畑を今から見に行こう!」と即答。森の陰に隠れる他の畑をよそに、夕方でも西日が当たり続ける最優良区画を惜しむことなく提供してくれることになりました。
当時樹齢25年だったヴァイサーブルグンダー(ピノ・ブラン)も、ついには樹齢40年以上となりました。大地にしっかり根をはるブドウから造られたそのワインは、輝きのある美しい外観を持ち、辛口に仕上がってはいるものの、果実味には充実感と厚みがあり、蜂蜜のようなふんわりとした甘みやとろりとした旨みを感じます。ミネラルもしっかりと感じられ、柑橘やカリン、アプリコットなどの完熟したフルーツのニュアンスとスパイスも感じられます。緻密で旨みがたっぷりと詰まった、口の中でいつまでも余韻が漂うワインで、フーバーさんの造りの質実さが感じられる、とても奥行きがある味わいに仕上がっています!
借り受けている畑
ドイツで最も南で温暖な地域にあたるバーデン。フランス・ブルゴーニュ地方と地層が続いており、上質な石灰岩土壌があるため、フランス系の品種が多く植わっています。
マルターディンゲン村は13世紀頃、シトー派の僧侶が布教に来た際、コート・ド・ニュイと似た真っ赤な石灰岩土壌を発見、ピノ・ノワールを植え、一大名産地となったという史実があります。その史実を見て、世界に誇れるピノ・ノワールを造ろうと奮起しスタートしたのがフーバー醸造所です。
マルターディンゲン村の赤い石灰岩 ピノ系品種に理想的な土壌とされています。
2代目フーバー、ユリアンさんのこだわり
父の代のヴァイサーブルグンダーは、当時の世の中の流れもあって、樽がほどよくきいた、ふくよかでボリュームのあるワインでした。しかし、父が亡くなるまでの2年間、しっかりと語り合ってその思いを受け継いだユリアンさんは、白ワインの大改革を実施しました。
また父の代では、ハンギングタイムを少しでも伸ばすため、さらにぶどうをカビ系の病気から守るために、夏頃にすべてのぶどうの下半分をカットするという、とんでもない作業を行っていました。(風通しがよくなるため)。
あくまでも酸を大事にしたいユリアンさんは、酸がたまるぶどうの下半分を残すため、6月~7月ごろにすべてのぶどうの真ん中をくり抜くという、より手間のかかる方法を採用しています。
収穫を少し早める
エレガントに、酸のしっかりした味わいに
プレス機を変えて荒搾りにし、オリとの接触を増やす
土地の味わいをより表現できるようにし、複雑味のあるワインに
新樽の比率を減らす
樽のトーンを減らすことで、テロワールをより鮮明に表現
熟成期間を長めに
オリと長く接触させることによって、より旨みのがるワインに
希少なヴァイサーブルグンダー
ピノ・ノワールとシャルドネの生産に注力したいユリアンさんは、ヴァイサーブルグンダーの樹をほとんど抜いてしまったので、今ではヴァイサーブルグンダー単一で造られているのは、このワインだけになりました。
Hラベルに込められた思い
Huber、Herrenberger-Hof、お互いのイニシャルである「H」。世界で一番フーバーワインを輸入しているヘレンベルガーホーフとフーバーさんの絆のワインということもあり、ユリアンさんも「このワインには特別な思いがある」と、毎年日本のフーバーファンの皆様へ向けての思いを込めて造ってくれています。