ギュファン・エナン　マコン・ピエールクロ　ジュリエッテ・エ・レ・ヴィエイユ・ド・シャヴィーニュ　2022

収量の少ない区画から造られる希少なフルボディ

ギュファン・エナンは、AOCマコンで唯一「ル・メイユール・ヴァン・ド・フランス」3ツ星生産者の称号を獲得、さらにはロバート・パーカー氏から5ツ星評価を得る、白ワイン造りの「鬼才」です。

このキュヴェは2003年の猛暑で発育不良となったブドウの木(ジュリエット)の区画をベースに、シャヴィーニュで最も古い樹齢のブドウを少量アッサンブラージュして造られます。ジュリエットが植わる区画は石が多く痩せた土壌で、20年以上経った今でもブドウの実は小さく、収量が少ないので希少。シャヴィーニュの古樹のブドウを加えることで凝縮感を高めています。樽熟成18カ月間。

白い花、洋ナシ、柑橘の皮のアロマがグラスの中で広がり、フルボディで深みのある味わいが口内を満たします。層が厚く、ローストしたような凝縮感と印象的な骨格があり、力強くチョーキーな長い余韻が続きます。タイトで内向的なワインですが、驚くべき緊張感と存在感のある逸品です。