ジョセフ・クローミー　ピノ・ノワール　2022

スパイスの風味豊かな上質ピノ・ノワール

ジョセフ・クローミー氏は、かつて一文無しでオーストラリアへ渡り、今や実業家としての頂点まで成し遂げた偉大なる人物で、「タスマニアの父」と称されています。タスマニアの冷涼気候からエレガントなワインを生み出しています。

オープン・ファーメンター(小型の開放槽)を使用し、一部のブドウを全房のまま敷き詰め、除梗したブドウをその上に被せて発酵させます。色素とタンニンがゆっくり丁寧に抽出され、梗がクローブ、ナツメグ、シナモンなどのスパイスを醸し出します。約8カ月の熟成の後樽から取り出され、最終的なブレンドが造られます。

プラムやラズベリーなどの赤い果実とともに、甘いスパイスとトースティーなオークの香りが漂います。口に含むと、灌木、革、土のニュアンスがあり、赤い果実、燻製肉、ダークチョコレートムースのフレーバーが広がります。豊富なスパイスが上質なタンニンを引き立て、長い余韻が続きます。