ベルンハルト・フーバー　ヘックリンガー　シュロスベルグ　GG　シュペートブルグンダー　2019

石灰由来のミネラル感！ 急斜面の特級畑「シュロスベルグ」

1987年に当時加盟していた地元のブドウ生産者協同組合を脱退し、まさに１からスタートしたベルンハルト・フーバー醸造所は、今ではドイツを飛び越え、世界最高峰の醸造所のひとつに数えられるまでとなりました。ドイツで最も権威あるワインガイドブック「ゴー・ミヨ」の赤ワイン3部門すべてで最優秀賞を獲得。新当主のユリアンも、父から受け継いだ才能を如何なく発揮しています。

ヘックリンゲン村のグランクリュ「シュロスベルグ」。真南向きの最大約70度にもなる急斜面に位置します。二十数年前、フーバーさんがこの畑を手に入れたときは、畑作業がしやすい段々畑だったそうですが、それを日照効率の最大化を図り急斜面の畑に作り直したそう。表土が少なく水はけのよい白い石灰岩の土壌で、それに由来した塩っぽいミネラル感も感じられる硬質なワインが生まれます。

黒と赤のフルーツが香り立ちます。果実味とタンニンもしっかりとしていますが、とても美しいバランスを保った味わいに仕上がっています。この土壌ならではのミネラル感も感じられる一本。