ベルンハルト・フーバー　マルターディンガー　シャルドネ　アルテレーベン　2019

【2019VTG】フーバーの真骨頂！ドイツトップの品質誇るシャルドネ

1987年に当時加盟していた地元のブドウ生産者協同組合を脱退し、まさに１からスタートしたベルンハルト・フーバー醸造所は、今ではドイツを飛び越え、世界最高峰の醸造所のひとつに数えられるまでとなりました。ドイツで最も権威あるワインガイドブック「ゴー・ミヨ」の赤ワイン3部門すべてで最優秀賞を獲得。新当主のユリアンも、父から受け継いだ才能を如何なく発揮しています。

こちらはユリアン氏こだわりの1本。2014年ヴィンテージよりアルテ・レーベン(古樹)の表記が加わりました。樹齢は30～40年で、醸造所のあるビーネンベルクの畑のシャルドネを使用しています。

ブドウをプレスする機械を、コシュ・デュリなどが使用する、粗く絞る旧式のものを採用。従来より澱の量が3倍ほど増えます。「澱との接触時間を長くとった方が、その土地のテロワールがしっかり表れる」というのがユリアン氏のポリシーです。澱とともに3分の1ずつ、新樽、2回、3回使用の樽でマロラクティック発酵が終わるまで1年間発酵、熟成。その後ステンレスタンクに移し替え、さらに10カ月熟成させます。繊細さを損なわないよう、バトナージュは1回のみ行います。

しっかりとした熟度と同時に清涼感があり、エレガント。レモンの皮やパイナップル、スターフルーツに、ほのかにバニラのニュアンスも。口当たりから複雑さに溢れ、非常に正確な酸、繊細なミネラルが美しくバランスしています。魅力的な余韻が長く続く、まだまだ熟成のポテンシャルも感じさせる一本です！