アソーレス・ワイン・カンパニー　アリント・ドス・アソーレス　2023

世界遺産のブドウ畑で造られるミネラルに満ちた一本

アソーレス・ワイン・カンパニーはアントニオ・マサニータと2人のパートナーによって、2014年に絶滅危惧のアソーレス諸島の土着品種を守るプロジェクトを開始するために設立。2023年にはWine&Sprit誌で世界のワイナリーベスト100に選出されました。

世界遺産のブドウ畑として知られるアソーレス・ピコ島のワイン。「カニの歌声が聞こえる」と言われる海岸近くの溶岩質の畑で栽培されたブドウは、クライスと呼ばれる石壁で海風から守られています。手摘み収穫後、全房のままバスケットプレスで搾汁し、12時間後に澱引き。自生酵母で発酵後、600〜1000Lの横型ステンレスタンクで10カ月間澱とともに熟成されます。

グレープフルーツの香りに、心地よい塩気を感じるミネラルに満ちた味わいは、上質リースリングやグリューナーのよう。蜜っぽさがありつつキレがありアソーレスワインのイメージを完全に覆す力量を感じさせます。和食や洋食など幅広い食事とお楽しみいただける1本です。