エミリアーナ・ヴィンヤーズEmiliana Vineyardsエミリアーナ・ヴィンヤーズはギリサスティ・ファミリーにより、1986年に設立されました。チリ発のバラエタル・ワイン(単一品種でつくられ、エチケットに品種名を記載するワイン)をリリースするなど、設立当初からチリのワイン業界に刺激を与える革新的なワイナリーでした。 1990年代後半に栽培を担当していたホセ・ギリサスティは、畑仕事をした日に体調が悪くなることに気づき、「毎日畑で働いているスタッフはどんな健康状態なのだろうか。そもそも、その中で栽培されてるプドウの樹は健全なのだろうか。そのブドウから造るワインは安全なのだろうか」という疑問を持ち始めます。まだチリでは有機栽培を語る人もいない時代でしたが、彼らは自社畑の一番良い区画で、試験的に有機栽培を開始します。
2018年、エミリアーナは有機栽培を始めて20周年を迎えました。労働者の健康に疑問を持ったことから始まった有機栽培は、環境、その地域に住む人々を取り巻く総合的なサステイナビリティのプログラムに進化しています。ただ、そのゴールにあるのは心の底から美味しいと言えるワインを造る事。その目的が揺らぐ事は決してありません。環境と人々のハーモニーが美しいワインを造り上げるのです。 |
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