カリフォルニアワインの父

カリフォルニアワインの父と呼ばれる、ロバート・モンダヴィ。その革命的精神と伝統を尊ぶ精神により、数々のプレミアムワインを世界中の食卓に届けています。ロバート・モンダヴィ氏は世界最高峰のナパ・ヴァレーワインを造るというビジョンのもと、1966年に同名のワイナリーを設立しました。本拠地として選んだのはナパ・ヴァレーの中心にあるト・カロン・ヴィンヤード。カリフォルニア州オークヴィルにあるこの畑は世界で最も優れたカベルネ・ソーヴィニヨンのうちのひとつを生み出すことで有名であり、モンダヴィ氏の代表的なワインである、フュメ・ブランを生み出す事でも有名です。ワイン造りに使用されるブドウはナパ・ヴァレー最高級の畑から厳選され、カベルネ・ソーヴィニヨンとソーヴィニヨン・ブランはスタッグス・リープから、ピノ・ノワールとシャルドネはカーネロスから調達されています。

また、1979年にロバート・モンダヴィ家とフランスのボルドー格付け第一級シャトー・ムートン・ロートシルトのロートシルト家が提携し、カリフォルニアとボルドーを代表する銘醸ワイナリーのワイン哲学が見事に融合したボルドースタイルのワイン「オーパス・ワン」が誕生しました。カベルネ・ソーヴィニヨンを主体にした、エレガントで複雑な香りと深みのあるコクを醸し出すワインが生産され、カリフォルニアワインの名声に拍車をかけた、世界に誇る銘品となっています。

ロバート・モンダヴィ・ワイナリーで醸造責任者を務めているジャヌヴィエーブ・ジャンセンズ氏が2010年、ワインメーカー・オブ・ザ・イヤーに輝きました。彼女は1978年にロバート・モンダヴィ・ワイナリーにアシスタントとして加入し、オーパス・ワンでも10年間醸造責任者を務めた後、1997年に再びモンダヴィ・ワイナリーへ戻り、今日まで醸造責任者を務めています。ファースト・ヴィンテージより90ポイント以上の評価を約40年に渡り獲得し続けているフラッグシップワイン「ロバート・モンダヴィ　カベルネ・ソーヴィニヨン・リザーブ」などト・カロンセラーで造られるワインは彼女の長年の経験とセンスが生み出す芸術と言えるでしょう。