女性ワインメーカーが手掛けるピノ・ノワール

フリーマン・ヴィンヤード＆ワイナリーはケン・フリーマン氏と奥様のアキコさんによって2001年に設立。バランスが取れた上品なワイン造りを信念にし、各国の著名レストランでオンリストされるなど注目を集める存在です。また、アキコさんはカリフォルニアで唯一の日本人女性ワインメーカーとして、高品質なワインを生み出し続けています。

こちらのグロリアに使用するブドウは、ワイナリーに隣接している丘の斜面の畑から収穫されます。キュヴェ名は、1985年にニューヨークを襲ったハリケーン・グロリアによってオーナー夫妻が出会ったことに由来しており、また後に購入したリンゴ農園の所有者の名前も同名と、大変想い入れ深いキュヴェとなっております。

オープントップ容器で5日間の低温浸漬を行い、手作業で1日1～3回のパンチダウンを経て、フリーランとプレスワインを分けて発酵します。熟成期間はフレンチオークで11カ月費やし、24％が新樽、9％が1年目、62％が2年目、残り5％が3年目のものを使用します。

ブラックベリーや燻製肉のアロマが広がり、口に含むとテロワール特有の凝縮した果実味が感じられ、上質なタンニンと酸味のバランスも見事です。また、10年近く熟成も可能である高いポテンシャルも備えています。