ジェンセンの真上に位置するド・ヴィリエ

カレラは、オーナーのジョシュ・ジェンセンがブルゴーニュワインに惚れ込み、フランスで修業を積んだ後にカリフォルニアへ戻り、1974年に創業したワイナリーです。「カリフォルニアのロマネ・コンティ」と称賛されるほどの卓越した醸造技術を誇ります。

ド・ヴィリエは、「ロマネ・コンティに挑む～カレラ・ワイナリーの物語～」の著者、マルク・ド・ヴィリエ氏へのオマージュとして造られた、2007年が初ヴィンテージのカレラ第6のキュヴェです。畑は「カリフォルニアのロマネ・コンティ」と称される最高峰のジェンセンの真上に位置しており、エレガントなスタイルのピノ・ノワールが生まれます。

2014年は雨量が少なく、ワイナリーは3年目の干ばつに襲われましたが、暖かい気温の春や、夏の日差しが果実の生育シーズンに良い影響を与えました。収穫は例年より早く、8月26日～9月13日の間に4回に渡って行われ、それぞれの収穫日ごとに醸造されました。新樽比率30％で20カ月熟成を行い、その後ワインを合わせて、ノンフィルターで瓶詰しています。

ブラックベリーやキャラウェイ、クレーム・ド・カシスの風味が溢れだし、口中を満たす黒い果実のリッチな味わいが、深みがありピンと張った緊張感のあるストラクチャーを生み出しています。様々な風味が広がる複雑さと、タイトに引き締まった豊かな味わいをお楽しみください。