純粋な果実味と酸が表現されたフレッシュな味わい

ヘンドリーの畑は、カリフォルニア州バークレー校とデイヴィス校で農学の教鞭を取っていたジョージ･ホワイト･ヘンドリーが、1939年に妻と切り拓いたことに始まります。農作物の品種改良や生育方法を模索し、様々な植物や果物を育て研究に励んできました。ブドウの収穫回数は現在まで75回余りを数え、今日も全ての畑がヘンドリー･ファミリーによって管理･育成されています。

海抜50mの高台にあり、小石が混ざる痩せた土壌は、午前と午後にサン・パブロ湾から冷たい風が流れ込むことで、ブドウに豊富な酸が備わります。ブドウは、1996年～2002年に植えられた複数の区画(ブロック9、19、20、21)から収穫されます。

早朝に摘み取り、半分は全房圧搾で優しく行います。マロラクティック発酵を避けて、ステンレスタンクで低温熟成させているため、熟したブドウの純粋な果実味と酸をそのまま閉じ込めています。

フレッシュなリンゴやフローラルなアロマが香り立ちます。口当たりも優しく、青リンゴなどの風味が口内に広がり、レモンの酸味が後味に感じられます。