飲み頃を迎え始めたリッチな1999年

オーナー兼ワインメーカーのリック・スモールは、1970年代後半にブドウ畑を拓き、ワラワラ地区で2番目となるワイナリーを開設しました。ワインは清澄もフィルターも行わず丹精込めて造られており、土地に関する深い造詣と、品質に対する情熱をグラスで感じ取ることができます。

オールド・ヴァインズは、元々1981年のワイナリー開始とともに毎年造られていた「デディケーション(献身)」というキュヴェ名が付いたシリーズです。エチケットは毎年ワラワラ・ヴァレーの先駆者たちを取り上げ、彼らの写真を使用しています。ワシントンで最も古いカベルネ・ソーヴィニヨンが植樹されているエリアのブドウを使用しています。

1999年は例年より生育シーズンが長くなり、凝縮感があり、バランスの取れたブドウが収穫できたヴィンテージです。ワインの仕上がりは、1995年、1997年、1998年のオールド・ヴァインズの後継者といってふさわしい、パワフルなものになりました。熟したラズベリーやブラックベリーの風味と、スパイスやトーストしたオークのニュアンスが見事に調和し、あふれ出しそうなほど、口の中に充満します。凝縮してリッチな味わいですが、ストラクチャーはしなやかです。ちょうど飲み頃に差し掛かった時期を迎え、さらに進化しています！