ジョセップ・マサックスJosep Masachsジョセップ・マサックスのワイナリーはスペイン北東部、カタルーニャ自治州にあり、産地としてはペネデスに属します。州都のバルセロナは、政治や経済、文化・芸術などの中心で、貿易港としても欧州屈指(TOP10内)の取引量を誇ります。また、ガウディに代表される数々の建築物やピカソ美術館など芸術の街、観光の街としても大変人気の都市です。 カヴァ発祥の街として知られ、現在も多くのカヴァメーカーが軒を連ねるカヴァ製造の中心地、サン・サドゥルニ・デ・ノヤはバルセロナの西約40kmに位置し、そこからさらに西のモンサラ地区にジョセップ・マサックスのワイナリーはあります。地形は非常に複雑で、土地ごとにそれぞれ異なる気候条件を持っており、様々なタイプのワインを造ることができます。ここは地中海から吹く暖かく湿った風を東から受け、北からの冷たい風は聖なる山モンセラットが防いでくれるという、ブドウ栽培にとっては理想的な気候です。典型的な地中海性気候で夏でも暑すぎることはなく、冬は穏やかな気候です。多くの日照を得ることができ、完熟したブドウを得ることができます。平均年間降水量は525mm(年間約30日)です。ブドウは全て伝統的に手摘みで収穫されます。樹齢・地区・品種など、さまざまな個性に溢れるブドウを栽培しており、また、50年以上の長期に渡り契約している農家も多く、それらの多様なブドウから、多くのカテゴリーのカヴァを造ることができます。 ジョセップ・マサックス・リョラックは幼少期からブドウ畑に囲まれて育ち、20代で早くもジョセップ・マサックスを設立、家族や友人のために伝統的な製法で、ごく少量のワイン、後にカヴァの製造を始めました。その後、息子のジョセップ・マサックス・ジュベはカヴァ造りを本業とすることを決意、本格的な醸造所を建設しました。1977年、三世代目のジョセップとホアンが加わり、彼らは更に品質にこだわった独自の醸造哲学を構築しました。それにより品質の高まった彼らのカヴァは人気が高まり、顧客からの要望に応えなければならなくなりました。1985年にはモンサラ地区に新たに醸造所を設立、現在でも更に高い品質を目指し、また世界的な高い需要に応えるため、三世代目のホアンと四世代目が協力してワイナリーの運営をしています。マサックス家は2020年、ブドウ栽培を始めた1920年から数えて100周年を迎えました。 |
ジョセップ・マサックス Josep Masachs
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