アルバロ・ドメックAlvaro Domecq突出した最高品質のシェリーを造る歴史ある老舗アルバロ・ドメックアルバロ・ドメックは1730年にワイン造りを開始。ジャン・オーリーが1740年にアルバロ・ドメック社を創業してその後ペドロ・ドメックが引き継ぎました。長年最高品質のシェリー生産者として著名なワイナリーでしたが、海外資本によって買収され、その原酒はルスタウやトラディションなどのボデガに売却されました。 ドメック家自体はワイン事業から撤退し、その後、へレスで最も有名なアルマセニスタ「ピラール・アランダ」の高品質な原酒とその施設を子孫のアルバロ・ドメック・ロメロが買い取り、1999年にアルバロ・ドメックの名前を引き継いで再スタートしました。長期熟成シェリーのブランド名として使われている「1730」は、ワイン造りを開始した1730年のをオマージュして付けられています。シェリーの品質とマーケティングに重点を置いた戦略で販売を開始し、専門家が厳選した最高品質のマストワインを手に入れる事で、既存の幅広いシェリーの商品群から突出した存在となっています。 このマストワインはアメリカンオーク樽で伝統的で職人的な方法(ソレラとクリアデラのシステム)で熟成されており、アルバロ・ドメックのシェリー酒はそれぞれの熟成段階に応じて樽が3~4層積み重ねられ保管されています。一番地面に近い樽の層は「ソレラ」と呼ばれ、その樽の中でも一番古いワインが入っています。毎年瓶詰めを行うためにその「ソレラ」の樽から少量の(原酒)シェリー酒が取り出されます。取り出されたソレラの樽には。その上にある「第一クリアデラ」と呼ばれる(ソレラ内の原酒よりも若い)樽の層のシェリー酒を取り出した量と同じだけ補完し、その第一クリアデラにはそれよりも若いワインが含まれる上の段の樽の層「第二クリアデラ」から同様に補完、これを最後の層のクリアデラまで続け、最上段のクリアデラには補充用に造られたワインが補充されます。この「ソレラ・システム」と呼ばれる熟成システムはダイナミックでへレスのワイナリーの典型的なスタイルです。 |
アルバロ・ドメック Alvaro Domecq
絞り込み