ブルゴーニュ愛好家必見！　入手困難なAOC「ブラニー１級畑」

ニュイ・サン・ジョルジュに本拠を置くフェヴレ社は、1825年の創立から７代にわたって続くグラン・メゾンです。現当主であるエルワン・フェヴレは比較的早いうちに飲み頃を迎え、かつ長期の熟成もできるワイン造りを目指しています。

ムルソーとピュリニィ・モンラッシェの村境に位置するブラニーは、同エリアで白ワインを造った場合はムルソー、またはピュリニィ・モンラッシェを名乗ります。一方、赤ワインを造った場合はブラニーを名乗り、コート・ド・ボーヌの独立したアペラシオンでありながら、日本では滅多に見ることがない非常に入手困難な赤ワインです。

ラ・ピエス・スー・ル・ボワは、ムルソー村南部の斜面に位置する1級畑。高値が付くムルソーの1級畑になるにもかかわらず、シャルドネを植えずにピノ・ノワールを植え、ブラニーを造る生産者は本当に少なく、生産量も限られているため、大変希少なワインが生み出されます。

ラズベリーやブラックベリーなどの香りが華やかに広がり、クローヴを思わせる甘く優しいスパイシーなニュアンスが、ワインに複雑味を与えています。石灰岩質土壌と標高の高さから、繊細さを備えた風味を持ちつつ、エネルギー溢れる果実味があり、ブラニーにしかない味わいを堪能できる１本です！