マルク モレ エ フィスMarc Morey & Filsシャサーニュの最古のモレ一族の一つ、老舗ワイナリーコート・ド・ボーヌ地区南部、秀逸な白ワインの産地として名高いシャサーニュ・モンラッシェ。マルク・モレは1920年に設立された、シャサーニュ・モンラッシェ村の名門ドメーヌです。 ドメーヌ名マルク・モレは彼の息子の名。マルク・モレには男子の相続人がなく、娘婿のベルナール・モラールが1976年にドメーヌに参加することになります。 マルクの娘マリー=ジョーはボーヌの醸造学校を卒業後、販売を担当。マルク、マリー=ジョー、ベルナール・モラールの親子3人のワイン造りはマルクのリタイアの90年まで続き、3代目はモラール夫妻が担い、現在4代目のサビーヌ・モラールが当主となり、口当たりはオイリーでまろやか、豊満で力強いワインを造りだしています。2014年には若い醸造家におくられる栄誉ある賞「Jeunes Talents 2014(若き才能)」でボーヌ地域のNo.1醸造家に選ばれました。 低農薬栽培を実施し、鋤で畑を耕します。化学肥料は使わず有機肥料を作っています。 平均樹齢30年の株からシャルドネは50~55hl/ha、ピノは40~45hl/haの収穫量。全て手摘みで収穫。白は空圧式プレス機で圧搾後、フレッシュ感を残すためタンク50%、樽50%の割合で発酵。温度調節装置の付いたステンレスタンクで発酵、温度は18〜20℃、最高でも22℃を超えないようにしています。樽での発酵は容器が小さいので温度管理の必要がないとのこと。酵母の活動を活発にするため発酵途中からバトナージュを開始し、マロラクティック発酵(以下MLF)終了まで継続。途中のテイスティングの結果次第ではMLF終了前にやめることも。マストを樽に入れてからアッサンブラージュまで1年間、アッサンブラージュの際に唯一の澱引きを行います。清澄はせず、プレート型ろ過機でごく軽くフィルターをかけられて瓶詰め。 マルク・モレでは強い樽香はテロワールを忠実に反映しないと考え、新樽は25~30%に押さえ、焼きはミディアムに仕上げています。樽材はいろいろ試した結果、アリエが大部分を占めています。 |
マルク・モレ・エ・フィス Marc Morey & Fils
絞り込み