凝縮度が高く、酸もしっかりとあるフレッシュな味わい

セガン・マニュエルは、1720年にドメーヌ創立、1824年にネゴシアン部門を開設した老舗中の老舗です。サヴィニーにおいては、著名ドメーヌもうらやむ各畑のベストの位置にある区画を所有。跡継ぎ問題でドメーヌの存在が危ぶまれましたが、2004年に名門シャンソン家のティボー・マリオン氏の所有になりました。

マリオン氏は一時廃業の危機にまであったメゾンを蘇らせ、2009年にはブルゴーニュで唯一「最優秀若手醸造家」に選ばれる栄誉に輝きました。

2012年まではヴォルネイ側の丘に位置する「Le Clos du Cromin」(ル・クロ・デュ・クロマン)の畑から造っていましたが、2013年からは新しく購入した畑「Les Clous Dessus」(レ・クルー・ドゥシュ)の畑から造られています。0.32haを所有し、森の手前に広がるシャルドネに適している東向き斜面の畑です。凝縮度が高いフルボディのワインですが、斜面上部の畑のため、しっかりとした酸を持つ、フレッシュな味わいです。