ジル・ブートンDomaine Gilles Boutonサン・トーバンのトップ・ドメーヌピュリニィ・モンラッシェの裏手にひっそりとたたずむサン・トーバンの閑静な集落ガメイ村で1878年から続く老舗ドメーヌ「ジル・ブートン」。特にワイン愛好家を大切にしているドメーヌで、主にフランス国内の個人顧客及びレストランに販売しており、ミシュランの星付きレストランにもオンリストされています。 ジル氏の代から確立された「エレガントスタイル」5代目にあたるジル氏は、ボーヌ村の醸造学校を卒業後、すぐにドメーヌへ参入、10年間祖父の下で修行を重ね、当主に就任しました。現在、サン・トーバンをはじめ、ピュリニィ・モンラッシェやシャサーニュ・モンラッシェなど全部で17haの畑を所有し、白ワイン70%、赤ワイン30%を生産。ジル氏の息子で6代目となる息子ジュリアンが畑の栽培を担当し、ジル氏が醸造を担当しています。 (ドメーヌの入り口には、象徴的なロゴにも描かれているバラの花が植えられています。) かつては昔ながらの長期熟成型の重いワインを造っていたドメーヌでしたが、ジル氏の代になって以降、リュット・レゾネによる減農薬栽培を始め、収量も抑えるような造りへと転換。また多くの畑が樹齢50年以上の古樹のため、自然と収量が落ち、現在では40~50hl/haにまで抑えられています。これはピュリニィやシャサーニュの1級畑の平均収量よりも低く、ピュアでナチュラルなサン・トーバンのテロワールの個性をより一層反映した、エレガントワインのスタイルを確立しました。 銘醸畑に囲まれた「知る人ぞ知る」偉大な白ワインややマイナーな産地として見られる傾向があるサン・トーバンですが、実は偉大な白ワイン産地として有名な「シャサーニュ・モンラッシェ」と「ピュリニィ・モンラッシェ」に隣接していることや、また、造られるワインの75%が白ワインということなど、知る人ぞ知る「隠れたシャルドネの聖地」。なかでも東端に位置する区画「アン・レミリー」「ミュルジェ・デ・ダン・ド・シアン」は、モンラッシェの丘に位置し、グラン・クリュの「シュヴァリエ・モンラッシェ」やプルミエ・クリュの「シャン・ガン」と地続きの絶好のロケーションにあります。それら特級や1級のワインに比肩するほどのはっきりとした骨格やミネラルを持つ素晴らしい味わいでありながらも、ピュリニィやシャサーニュに比べ数分の1の価格という「ブルゴーニュ圧倒的No.1コストパフォーマンス」を誇ります! |
ジル・ブートン Gilles Bouton
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