ミシェル・ゴヌーMichel Gaunoux古典派ドメーヌ熟成のきく伝統的なブルゴーニュのつくり手として定評のあるドメーヌ・ミシェル・ゴヌーだが、2002年のミレジムから大きく変化した。ピノ・ノワール本 来の透明感のある色調に、ピュアで瑞々しい果実味と滑らかなタンニンが備わり、以前の熟成させて愉しむワインから大きく脱皮し、若くしても飲み口のよさが 味わえるようになった。 ブドウは樹齢40年から50年に達するヴィエーユ・ヴィーニュで、畑でしっかりトリを付し、収量を抑える。100パーセント除梗し、アレクサンドルの祖父 の代から使用している開放の木製発酵槽での長いキュヴェゾンとなる。人手によるピジャージュ、またコラージュはおこなうものの、フィルターは近年ほとんど かけていない。 ドメーヌでは、飲み頃となったワインのリリースを可能としている。現在、90年代のミレジムはほとんど揃えることができ、基本的に販売用の古いワインは持 たないという、ブルゴーニュにあってはありがたい存在で、ブルゴーニュの大きな愉しみである熟成の妙味を手軽に味わうことができる。 |
ミシェル・ゴヌー Michel Gaunoux
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