レミ・ジョバールRemi Jobard若きムルソーのスター! レミ・ジョバール2011年を試飲してみましたが いい意味で予想を裏切られました;^^ 柔らかなタッチと粘性で、果実のボリューム感やふくよかさ、蜜っぽい旨味がたっぷり。しかしながら軽やかさや透明感、エレガントさも健在。高い酸、溢れるミネラルがたっぷり詰まっていて程よい樽のニュアンスが全体をバランスよくまとめています。すべてのテンションが高くて、やはり素晴らしいムルソーはいい、と思ったワイン♪ まさに理想的です。正規品の最新年&バックヴィンテージが入荷しました! ドメーヌの歴史は17世紀までさかのぼります。 現当主のレミ・ジョバール氏は1992年よりドメーヌの実質的運営を行っていましたが、1998年に父親のシャルル・ジョバール氏が完全に引退し、レミ・ジョバール氏のラベルで生産されるようになりました。2005年から本格的に有機栽培を始め、劇的にに品質を高めていきます。 彼のポリシーはあくまで自然に忠実であるということ。栽培においてはテロワールを生かすべく化学肥料を使用しないのは当然のこと、テロワールを遺憾なく表現する為に、ブドウ果にカビなどがつかないように、徹底した畑の手入れや管理を行っています。コルドン・ド・ロワイヤ式の仕立てにすることで、小粒で凝縮したエネルギーを持つ果実を得ています。 醸造においても、自然を尊重しています。レミ・ジョバールの特徴は圧搾。一晩かけて段階的に圧力をあげ2気圧で圧搾します。醗酵は自然に任せて人工的な手を加えず、フィルターを使用しないためにアッサンブラージュ後に6ヶ月間も澱がタンクの下に沈むのを待つ、など彼の自然なワイン造りに対するこだわりは数え上げればきりがありません。 レミ・ジョバールのもう一つの特徴は、「樽使い」があります。 新樽率は20%。世界的にも最高峰の評価を得るオーストリアのシュトッキンガ-社の樽を好んで使い2007年から背が高くて幅の狭いフードル(1200L)を使用するなど、ますます品質向上が期待されています。 控えめながらも、しっかりと存在している樽のニュアンスがエレガントさや余韻の長さをもたらしているのです。 そこまでこだわる理由はと聞けば、「全てはうまいワインのために」というシンプルな答えが返ってくる謙虚な人物です。 最近ではあらゆる生産者がテロワールや自然を主張していますが、彼ほど自然に対して敬意を払う生産者は、ブルゴーニュ中を探しても見当たらないでしょう! メイユール2ツ星、各誌で高評価を獲得!!ムルソーといえば、ド-ヴネ、コシュ・デュリ、ルーロがメイユール・ド・ヴァン3ツ星の常連ですが、その次に続くのが、2ツ星のレミ・ジョバール、コント・ラフォンでしょう。ド-ヴネ、コシュ・デュリ、ルーロはほとんど手に入らないうえ、非常に高価…。それを考えるとレミ・ジョバールは品質の割にすごくリーズナブルです。 かつて、コシュ・デュリのフランソワさんは、『レミ・ジョバールこそ未来のムルソーのスターだ』とおっしゃっていたそうですが、それが今現実となり、スターの地位に登りつめました。フランスの3つ星レストランにもオンリストされ、ワイン・アドヴォケイトやワイン・スペクテーターで90点以上というムルソー屈指の高得点を叩き出しています。
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