ドメーヌ・フランソワ・ラヴノーDomaine Francois Raveneauシャブリづくりにかけては随一との評価を得ている、シャブリの最高峰7ha弱の広さは全て特級・・・クロ0.5ha)、ブランショ(0.7ha)、ヴァルミュール(0.8ha)・・・と一級畑のみ。機械摘みが主流のシャブリにあって、現在でも収穫は人手にこだわっています。 ここ10年来は特級、一級に新樽を用いて厚みを出すという流れが一般的ですが、ラヴノーが用いる樽のほとんどは旧樽です。たいへん伝統的な造りで、まず開放の槽で発酵を終えた後、旧樽で1年前後の熟成。そして清澄はするもののろ過はせず瓶詰め、というのが基本的なやり方です。こうして生み出されるワインは、瓶詰めしてすぐは気難しいタイプのもので、10年近くの瓶熟を経てやっと開花するという、以前のシャブリがもっていた姿を十分堪能出来るもの。加えてその後10-20年はしっかりと熟成を続け、シャブリ独特のミネラル風味を漂わせ、奥行きとメリハリを備えた、真の名醸となります。 1980年代半ばより息子のジャン・マリも加わり、以前にも増して意欲的な生産を行っているドメーヌですが、全世界に熱狂的なファンがいて、その少ない量をめぐっての奪い合い、というのが実情の人気ドメーヌです。 |
ドメーヌ・フランソワ・ラヴノー Domaine Francois Raveneau
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