ドメーヌ・ミシュロDomeine Michelotムルソーに7代続くミシュロ家は17世紀末からブドウ栽培を始めた長い歴史を持ちます。1960年代にベルナール・ミシュロが一大決心してネゴシアンへの販売からドメーヌ元詰めに転換して以降、ムルソー産ワイン全体の名声を確立させる事に多大な貢献をし、ドメーヌの評価を揺るぎないものとなりました。ムルソー=強い樽香とリッチな味わいのイメージもかつてのミシュロのスタイルですが、現在で多く見かけるテロワールの表現を主眼とした村名ムルソーのリュー・ディ毎の瓶詰めの先駆けでもあり、元来歴史が古く、ムルソーの中でも垂涎の絶好の区画を持つミシュロならでは。 ベルナール氏には、畑は既にそれぞれに相続され、娘ジュヌヴィエーヴとワイン学校を卒業した孫娘が1999年にドメーヌ・ミシュロから独立をしてミシュロ・メール・エ・フィーユ(現在はドメーヌ・ベルナール・ボナン)を実家の向かいで経営。娘シャンタルともう一人の娘オディールの持ち分は今も栽培・醸造・販売をドメーヌ・ミシュロ内で共有しており現在ではムルソー村を中心に19haを所有する一大ドメーヌである。 1980~1990年代からはオディールの夫であるジャン=フランソワ・メストル氏がベルナールの情熱と匠技を継承し、新しい栽培醸造技術を取り入れてドメーヌを更に発展させる。義理父の時代のこってりとしたスタイルとは異なり、果実味、酸、ミネラルが活き活きとした一層各テロワールの違いが際立ったスタイルへ転換。今日では偉大な祖父と父親の傍らでワイン造りを見て学んだ息子のニコラへ着実と受け継がれており、ビオロジックの実践など新しい可能性を示している。醸造に用いる容器は様々で228L樽が40%、500L樽が40%、ガラス容器(ワイングローヴ)とアンフォラが20%。 |
ドメーヌ・ミシュロ Domeine Michelot
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