ラモネ　ブーズロン　2019

柔らかい果実味の最上ブーズロン

ラモネは、世界中から最も高い評価を受け、シャサーニュNo.1と称賛される造り手です。初代ピエール氏は1994年に他界するまでカーヴに立ち続けた伝説の人物で、そのワイン造りの精神は2代目アンドレ氏、3代目ノエル氏にもそのまま引き継がれています。

醸造自体は意外にもシンプル。このドメーヌの名声を支えてきたのは、紛れもなく畑での細やかな作業によって産み出されるブドウの質の高さに尽きるのです。雹や霜の被害にあって収量が激減しても「その時は仕方ない」と考え、収量よりも、品質を最優先としています。

ブーズロンは、コート・シャロネーズ地区の北に位置するアリゴテの銘醸地です。かつてはブルゴーニュ・アリゴテ・ブーズロンという広域のAOCでしたが、1998年2月17日以付けの政令により、村名のAOCとして認められました。

ラモネ家の所有するラ・トゥールネルの区画は、最上のリュリーを生み出すベストパートに近接しています。西向きの平地で、ブドウはゆっくりと熟成が進み、酸とともに柔らかい果実味を併せ持ちます。谷を挟んで向かい側東向きに畑を所有するDRCのヴィレーヌ家と並び称される、最上のブーズロンです！