早くから楽しめる優良ヴィンテージ

ニュイ・サン・ジョルジュに本拠を置くフェヴレ社は、1825年の創立から７代にわたって続くグラン・メゾンです。現当主であるエルワン・フェヴレは比較的早いうちに飲み頃を迎え、かつ長期の熟成もできるワイン造りを目指しています。

畑は東南東に位置し、土壌は鉄分を多く含む粘土泥灰土。樹齢35年以上のブドウから、非常に香り豊かなワインが生み出されます。全房の比率はヴィンテージによって異なり、熟成はフレンチオーク(新樽率20～30％)で14カ月間行われます。

古樹由来の凝縮感あるアロマが感じられ、黒い果実のニュアンスをまとったパワーと集中力のある味わいが口いっぱいに広がります。ブルゴーニュ全域で良年となった2017年は、滑らかで丸みのある口当たりと控えめなタンニン、肉厚な味わいが特徴の、比較的早くから楽しめるスタイルに仕上がっています。