高級ワインとしての長い歴史を誇るシャトー

マルゴー村とサン・ジュリアン村の間にある隠れた銘醸地ラマルク村に位置するシャトー・マレスカスは、1824年に当時の新古典主義様式で建てられました。19世紀初頭には高級ワインとして高く評価されていた記録が残されている歴史の古いシャトーです。所有者が何度も変わり、1970年、コニャック出身のギィ・テスロンが取得します。彼は当時ラフォン・ロシェとポンテ・カネの責任者でもありました。

当時フランスのワイン業界は不況の真っただ中でしたが、彼はこの場所がワインにとって理想的な場所だと信じ、息子のアルフレドとともに建物の修復やブドウの植え替えを実施しました。1992年には40haのブドウ畑は元通りの状態となりました。

その後アルカテル・アルストム氏に売却され、2012年にはフィリップ・オーストリーが購入し現在に至ります。彼はプロヴァンス地方でコマンドリー・ド・ペイラソルというワイナリーも所有しています。