歴史

シャトー・ネナンは、1847年からの存在する歴史あるシャトーですが、 評価が上昇を始めたのは1997年、サン・ジュリアンのスーパー・セカンド「シャトー・レオヴィル・ラス・カーズ」を所有するデュロン家が買い取ってからでした。

それまでは、都会的というより、エレガントさに少し欠けた凡庸なワインが造り出されていましたが、デュロン家は購入後すぐさま、コンサルタントとしてミシェル・ロラン氏を招き入れ、改革に成功し、ポムロール地区のトップ・クオリティワインの1つとなりました。

現在ではカベルネ・フランの比率を少し上げることで、滑らかでありながらも、 よりタニックな味わい、コクのあるテイストに仕上げています。

また、ポムロール地区自体が小さなアペラシオンであることから、この地区に居をかまえるシャトーは、畑が10ha未満と狭い所が多いですが、シャトー・ネナンの畑は25haと群を抜いたの規模となっています。